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パーソナルデータ利活用の未来を考えるメディア

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パーソナルデータを活用して新たなユーザー体験を創出することで急速な成長を遂げるスタートアップは増えてきている。こちらのカテゴリーでは、そのようなスタートアップを紹介していく。

デジタルID「Yoti」によるID証明の仕組みと導入事例、P2P取引への利用も

オンライン・オフライン問わず、「私」の証明にはまだまだ課題が多くある。 たとえば、コンビニでお酒やタバコを購入する際に、年齢証明のために自動車免許証などの物理的なカードを見せなければならなかったり、オンラインではそもそもお互いを信頼すること…

オンライン取引の信用証明書「MyRate」の仕組みと今後の可能性

メルカリやスペースマーケット、ミンネなどオンラインにおけるC2C取引は、近年急増しており、今後もさらに伸びていくことが予想されている。 顔も見たこともないような人とオンラインで取引をするとなった時、あなたはどのようにその相手を信用するだろうか…

スウェーデン発「後払い」提供のユニコーン「Klarna」の仕組み

ECサイトや店舗でお支払いをする際に「後払い」のオプションがあったら、あなたは利用するだろうか? 日本では、「GMO後払い」や「NP後払い」がECサイト上では普及してきているため、目にしたことのある人も多いだろう。 世界に目を向けると、日本以上に「後…

インド決済アプリ「Paytm」で信用スコアチェックが可能に 後払いへの利用

インドのモバイル決済最大手の「Paytm」が、アプリ内での信用スコアチェック機能を発表した。 モバイル決済にはじまり、ECモール、保険、資産運用とビジネス領域を拡大している Paytm にとって、これはどのような意味を持つのだろうか? 本記事では、実際に …

米国低所得者層向けの融資プラットフォーム「Aura」の LaaS モデル

米国では、パーソナルローンや住宅ローンを申請すると、FICOスコアと呼ばれる信用スコアを元に与信審査が行われる。 しかし、FICOスコアの算出には、最低6ヶ月のクレジットヒストリーが必要となるため、約4500万人の米国民がスコアを保有できていない。 そし…

インド「SHUBH Loans」の信用スコアとインド市場ならでは特徴的な機能

インドでは、スタートアップによる信用スコアレンディングが盛り上がりをみせている。 本記事では、先日ご紹介した「CreditVidya」に続いて、同じ領域でサービス展開をする「SHUBH Loans(シュブローンズ)」について解説していく。 SHUBH Loans は、日本か…

インドで分割後払いを可能にするZestMoneyの仕組みとCaaS展開

インドのEC市場は、Flipkart と Amazon の二強体制であるが、その両サービスで後払いソリューションを提供しているサービスがある。 それが「ZestMoney(ゼストマネー)」だ。 ZestMoney では、独自の信用スコアリングにより既存の信用スコアを保有しない人…

インドの新興信用スコア「CreditVidya」の仕組み。既存スコア対象外の78%の国民へ

インドでは、4つの信用情報機関(CIC)が信用スコアを提供している。 しかし、信用情報機関のスコアリングにはクレジットヒストリーが必要という制約があるため、信用情報機関のスコアでカバーできるのはインド全国民の22%のみであるという。 そこで、クレ…

インディア・スタックの利用事例 5つの分類と41のサービス例

昨日の「インディア・スタック」の基礎編に続いて、本記事では、インディア・スタックの利用事例をご紹介しよう。 実際の利用事例をみることで、より理解が深まるはずだ。 こちらの記事をもとに、以下の5つの分類で紐解いていく。 Background Verification P…

モバイルデータで融資機会を 南アフリカ発「JUMO」の仕組み

先日はケニア発の融資サービス「Tala」をご紹介したが、今回は同じくアフリカにおける融資領域の課題解決に挑む「JUMO」というスタートアップをご紹介しよう。 JUMO は、アフリカ8カ国に加えて、昨年ゴールドマン・サックスからの多額の資金調達を経て南アジ…

ケニアで信用革命を起こした「Tala」の仕組みと創業ストーリー

世界では、約30億の人々が銀行口座を持たないために「信用がない」とされ、まともな金利でお金を借りることができない。 この課題に対して、「スマホデータ」という切り口で活路を見出したのが、「Tala」というサービスだ。 ケニアでサービスを開始し、既に1…

中国シェアバイク「ofo」が独自の信用スコアシステムに移行した理由

中国シェアバイク最大手のofoが独自の信用スコアシステムへ移行した。芝麻信用との戦略的パートナーシップからの移行である。独自の信用スコアを構築するトレンドはくるのだろうか?mobikeやHellobikeの事例も交えて考察する。

マクドナルドが買収した個人化サービス「Dynamic Yield」の技術と事業内容

マクドナルドがAIによるパーソナライゼーションを提供する「Dynamic Yield」を買収した。 この買収劇を予想できた人はそう多くないだろう。 また、そもそも「Dynamic Yield って何を提供しているの?」と疑問をお持ちの方も多いことだろう。 本記事では、Dyn…

信用スコアモニタリング Credit Karma の買収企業6社から見える成長戦略

本記事では、Credit Karma の買収企業の動向が面白いのでご紹介する。Credit Karma は、これまでに合計6社を買収しており、それぞれに明確な戦略が見え隠れしている。信用スコア関連の米国最大級ユニコーン Credit Karma について迫っていこう。

信用スコア監視のユニコーン企業 Credit Karma のビジネスモデルとプラットフォーム構想

Credit Karma は、信用スコア(クレジットスコア)のモニタリングサービスを提供するユニコーン企業だ。ユーザー数は8500万人を超え、売上も550億円を超えている。本記事では、Credit Karma の事業概要とビジネスモデル、プラットフォーム戦略について解説す…

カオナビの「人材データプラットフォーム戦略」と競合との差別化

人材管理システム「カオナビ」を運営する株式会社カオナビは、19年3月15日、マザーズへの上場を果たした。 1株発行価格1,980円に対し、初値3,970円、終値3,440円で大きく上回る結果から分かるように、市場からの大きな期待が伺える。 本記事では、カオナビの…

ワークシェアサービスのタイミー、信用スコアによる給与前払いの仕組みの仕組みで特許取得

ワークシェアリングサービスの「タイミー」が、信用スコアを活用した「働く前に給料が振り込まれる」仕組みでビジネスモデル特許を取得した。 シェアリングサービスを行う事業体による信用スコアについては、クラウドワークスやメルカリ(メルペイ)などが参…

リアルタイムあと払いを可能にするAffirmの仕組み―「魔法ではない、数学だ」

Affirm という米国の FinTech スタートアップをご存知だろうか? Affirm(アファーム)は、簡単にいうと、ECで購入をする際に「Pay with Affirm」という「あと払い(分割払い)」オプションを提供してくれるスタートアップだ。既に$10.2Bを調達し、ユニコー…

Kreditech の信用スコアと LaaS ビジネス、ピーター・ティールも投資する独スタートアップに迫る

ドイツのフィンテックスタートアップ「Kreditech(クレディテック)」をご存知だろうか? 独自の信用スコアリングと LaaS(Lending-as-a-Service)という新たなビジネスモデルにより急成長を遂げており、ピーター・ティールや世界銀行グループのIFCも投資を…

信用スコアモデリングのSaaS、ZestFinance が提供する「説明可能なAI」とは?

信用スコア(クレジットスコア)は、日本でもドコモやLINEの参入発表により話題になってきている。 信用スコアは様々なサービスへの応用もできるため、今後、様々な領域でそれぞれ独自のスコアリングがバーティカルにが生まれてくることも予想される。 その…

メルペイのビッグデータ利活用戦略、MERPAY CONFERENCE 2019 で発表

2019年2月20日、メルペイの本格始動に向けて「MERPAY CONFERENCE 2019」が実施された。 少しだけ見てみるつもりが、その面白さ、スケールの大きさに惹き込まれ、最後までじっくりと聞き入ってしまう内容であった。日本のキャッシュレス決済、そしてその先の…

英国 WorldFirst 買収で世界進出へ、アントフィナンシャルの買収投資実績を総振り返り

世界最大級のユニコーン、アントフィナンシャル(Ant Financial)がイギリスの国際送金大手の WorldFirst(ワールドファースト)を買収したというニュースが世界中で話題になっている。 アントフィナンシャル(Alipay)の欧州進出の足がかりとし、その先には…

グローバルな信用インフラ構築へ、Bloomの思想と信用スコアの仕組み

ブロックチェーン×クレジットスコアの領域で期待されているサービス「Bloom」を紹介する。Bloomの事業は、BloomID、BloomIQ、BloomScoreの3つに分類され、それぞれが相互連携する形になっている。Bloom はブロックチェーンを採用することにより、データの流…

世界中のすべての人に信用スコアを!COLENDI がブロックチェーンで実現する世界

2018年末より、信用スコアに関する話題も多くなってきている。 中国を拠点とするアントフィナンシャルの「芝麻信用」を中心に、日本でもみずほ銀行とソフトバンクの合弁会社による「Jスコア」がリリースされたり、LINE・ヤフー・ドコモといった大企業が信用…

信用スコアを「アップグレード」、英国スタートアップ Aire の思想と仕組み

信用スコアリングサービスを提供するイギリスのスタートアップ Aire をご存知だろうか? 「信用スコアに『アップグレード』を」という標語を掲げ、既存の信用スコアの抱える課題に対して、独自のアプローチにより新たな信用スコアリングを可能にしている。 2…

DiDi(滴滴出行)の投資先14社を調査、DiDiの世界進出と巨大テック企業への道

DiDiの投資先14社について調査及び分析。Uber、Taxify、Ola、ofo、Grab、Lyft 等、各企業の簡単なサマリーとそこから見えるDiDiの戦略についてまとめた。

配車アプリ「DiDi」東京上陸!運転手がもらした現場の声【クーポンコード付き】

中国最大手のタクシー配車サービス「DiDi」が東京でもサービスを開始した。Japan Taxi や Uber と比較してどうなのか。3回の乗車体験と運転手さんへのヒアリングから今後のタクシー配車アプリ業界について考察する。

パーソナルデータ利活用の可能性について、ブログをはじめます。

2017年中頃より、総務省や日本IT団体連盟が中心となって、「情報銀行」という仕組みについての議論がなされてきており、ここ最近では、メディアにその文字が踊ることも多くなった。 基本的な思想としては、個々人が自らデータを管理し、必要に応じて事業者に…