「せっかくならお得にお買い物したい。ただ面倒なのはちょっと、、」という方は多いだろう。筆者もそのうちの一人である。
2018年末より、クレジットカードやNFC決済に加えて、QR決済も多く登場し、一体どれを使えばいいのか分からくて迷っているという方もいるだろう。
そこで、スムーズに利用できてかつお得にできたらいいよねという基本方針のもと、これにしておけばとりあえずOKという決済手段をまとめることにした。
本記事では、面倒なポイントサイト等は使わずに、スマートかつ還元率の高いお得な支払手段の組み合わせについて紹介しよう。
- クレカ・Kyash・QR決済の三重ポイント還元
- 2019年7月末まで LINE Pay もあり(※期間終了)
- Yahoo! JAPANカードご利用ならPayPayがお得!
- QRコード決済が非対応の店舗では?
- まとめ
クレカ・Kyash・QR決済の三重ポイント還元
結論からいうと、クレジットカード、Kyash、QR決済サービスを組み合わせて利用することで、3.5%以上の還元率を実現することができる。
具体的な仕組みは以下の通り。
クレジットカード
まず、還元率1%超えのクレジットカードを作る。1.0%還元の楽天カード、常に1.2%還元のリクルートカードあたりは無料で作ることができるし、ポイントの利用用途も幅広いのでおすすめだ。
Kyash(仲介サービス)
次に、Kyash というサービスを利用する。Kyashとは、クレジットカードや銀行口座と連携することにより、Kyashカード(VISAカード)を簡単に作成することができるウォレットアプリだ。
ちょっとイメージがつきにくいかもしれないが、Kyash のすごいところは、Kyashカードの決済により2%分のポイントが還元されるところだ。これを応用すると、Kyashのチャージ元としてクレジットカードを登録することで、Kyashのポイントとクレジットカードのポイントが二重で加算されることになる。
このポイントは、次のKyash決済時に利用できるため、Kyashカードが対応しているVISAの全加盟店舗のでの利用が可能という汎用性の高さも嬉しいところだ。
QR決済
最後に、QR決済として、ORIGAMI / PayPay / R Pay を利用する。これらの引き落とし元としてKyashカードを用いることで、三重のポイント還元を実現することができるのだ。
QR決済サービスの還元率については、ORIGAMI は店舗によって0〜2.0%の還元と幅がある(例えば、ローソンでは0%、吉野家で2%)ため、意識するのが面倒な場合には、全店舗で0.5%還元の PayPay か R Pay のいずれかを利用するとよいだろう。
PayPay であれば PayPay の残高に還元され、R Pay であれば楽天スーパーポイントが還元される仕組みになっている。
ポイント三重還元でおトクに
というわけで、クレジットカード、Kyash、QR決済サービスを利用することで、三重でポイント還元を受けることができ、合計で3.5%以上の還元が可能となるわけだ。
たとえば、筆者の場合では、リクルートカード(1.2%)+Kyash(2.0%)+PayPay(0.5%)= 3.7%の還元で利用することが多い。ぜひ試してみてほしい。
注意点:Kyashは上限金額あり
ちなみに、Kyashには上限金額があるため、こちらは注意しておく必要がある。
Kyashカードには、バーチャルなカード番号のみの「バーチャルカード」と通常のクレジットカードと同じようなお財布に入れて持ち歩きができる「リアルカード」の二種類があり、それぞれ以下のような上限額設定となっている。
バーチャルカードのみのお客さま
- 24時間あたりの利用限度額は3万円以下
- 1回あたりの利用限度額は3万円以下
- 1ヶ月間での利用限度額は12万円まで
リアルカード有効化済みのお客さま
- 24時間あたりの利用限度額は5万円以下
- 1回あたりの利用限度額は5万円以下
- 1ヶ月間での利用限度額は12万円まで
https://support.kyash.co/hc/ja/articles/115004640987-ご利用限度について
大きな買い物をする際には、こちらの上限に引っかからないように注意が必要だ。バーチャルカードは登録時に自動的に生成され、リアルカードについてはさらにその後に発行申請を行うと作成することができる。特に費用はかからないので、リアルカードまで作ってしまうとよいだろう。
2019年7月末まで LINE Pay もあり(※期間終了)
LINE Pay では「コード支払い促進キャンペーン」が実施されており、通常の0.5〜2.0%の還元と合わせると、LINE Pay 単体で 3.5〜5.0%の還元を実現することができる。
というのも、2019年7月末まで。現在は、通常の0.5〜2.0%の還元率となっているため、還元率の点では LINE Pay はあまりおいしいとは言えない状況だ。
Yahoo! JAPANカードご利用ならPayPayがお得!
もしあなたが Yahoo! JAPANカードをご利用なら、「Yahoo! JAPANカード+PayPay」により合計4.0%の還元を受けることができるのでおすすめだ。
PayPayでは、2019年5月8日よりいつでも最大3.0%ポイント還元を開始している。
このように、PayPay残高、Yahoo!マネー、Yahoo! JAPANカードからの支払いの場合には、3.0%のポイントが還元される。
さらに、Yahoo! JAPANカードご利用の場合には、1.0%分のTポイントが還元となるため、合計すると4.0%の還元となるわけだ。
Yahoo! JAPANカードは、永年年間費無料となっているため、作っておいて損はないカードだ。申し込みをして1週間〜10日間ほどで届くので、これを機にお得な買い物をするべく申し込んでみるとよいだろう。
QRコード決済が非対応の店舗では?
とはいえ、まだまだ LINE Pay や PayPay といったQR決済に非対応の店舗も多い。
そのような時は、Kyashのリアルカードを利用するのがよいだろう。その場合、「クレジットカードの還元率(リクルートカードで1.2%)+Kyashカード(2.0%)=3.2%」の還元率となる。
2019年内にLINEのクレジットカードの発行が開始されることとなり、その還元率は「初年度3%」ということで話題になっていたが、この「クレカ+Kyash」のモデルであれば、実は今でも3.0%超えの還元を簡単に実現できるわけだ。
まとめ
本記事では、クレジットカード・Kyash・QR決済を利用することで、ポイント還元3.5%以上を実現する方法について解説してきた。
2019年の10月の消費税の増税のタイミングでは、対象のキャッスレス決済によりポイントが5%還元されることになりそうだ。
もし、QR決済単体で5%還元がなされた場合には、クレジットカード(1.2%)とKyash(2.0%)と合わせて、8.2%還元といった大幅な還元も可能になる。
というわけで、Kyashとリクルートカードは、それぞれ永年無料で利用ができるので、早めに作っておいて損はない。
リクルートカードは今ならカードを作るだけで6000ポイント分付与される特典も。是非チェックしてみてほしい。