その日の自分のコンディションや外部環境に合わせて、自分だけのスキンケアを行うことができたら・・!
そんな夢のような話を實現したのが、資生堂の「Optune(オプチューン)」という商品だ。
オプチューンは、2018年夏にベータ版のテスター募集を行っており、これから商品の本格的な販売開始が期待されている。
本記事では、そんなオプチューンの仕組みについて見ていこう!
オプチューンの仕組み
オプチューンでは、お肌に関する様々なデータを元に、毎日あなたに最適化されたスキンケアを供給してくれるサービスだ。
具体的には、以下のようなデータを用いて、スキンケアの配合を行っている。
- アプリ内での入力データ(生理周期など)
- スマホ測定の「きめ・毛穴・水分量」などの肌データ
- その日のコンディション(気分)データ
- 紫外線・天気・湿度などの外部データ
これらのデータを元に「ゆらぎ要因指数」を算出し、その指数を元にその日のスキンケアが変わる仕組みだ。
このように、カートリッジの配合比率を調整することで、その日のコンディションにベストマッチなスキンケア(セラム)を自動で出してくれる。
これは新しいユーザー体験で非常にワクワクしてくるものだ。
オプチューンゼロとオプチューンアプリ
実際にスキンケアの調合を行ってくれるのが「オプチューンゼロ」という機器だ。
このように、シンプルなデザインの IoT 機器になっている。
このオプチューンゼロでは、以下の3つのセラムを、ゆらぎ要因指数をもとに配合してくれる。
- Optune Shot for OX:肌をうるおいで保護し、なめらかでキメの整った肌へ導くセラム
- Optune Shot for DR:肌のうるおいを保ち、乾燥による小じわを目立たなくするセラム
- Optune Shot for ST:リラックス感ある香りが心地よく、みずみずしくうるおい、肌あれを防ぐセラム
このようにして、日によって異なるお肌のコンディションに対してベストなスキンケアを提供することを實現しているわけだ。
アプリで肌環境の履歴チェックも可能
さらに、オプチューンの専用アプリでは、過去の肌のコンディションを分かりやすく記録してくれる機能がある。
たとえば、寝不足だったときはコンディションが悪化しているなとか、栄養のある食事ができていたときはコンディションが良さそうだなど、肌コンディションにの振り返りをするのにも便利だ。
まとめ
本記事では、資生堂オプチューン(Optune)のパーソナライズスキンケアの仕組みについて整理してみた。
これからの時代は、様々なデータが統合され、そのデータを元にしたパーソナライズされたサービスがどんどん増えていくはずだ。オプチューンはそのうちの1つ捉えることができる。
オプチューンの正式リリースに期待しつつ、その他の領域の「パーソナライズ◯◯」についても楽しみにしたい。