2018年末の PayPay 祭りからの流れに加え、消費増税時の景気対策としてキャッシュレス決済の場合のポイント還元、また Merpay(メルペイ)のサービスリリースも期待されている。
そんな中、年明け早々に、三井住友カードが小栗旬さんと青木崇高さんによる「お金・現金について問いかけるCM」を放映した。本記事では、その内容について紹介しよう。
三井住友カードCM「Thinking Man 編 第1話」
こちらが年始より放映されているCMだ。 動画の内容をテキストにも落としてみた。
(3月から放送されている「Thinking Man 編 第2話」についてはこちら)
青年:小栗旬さん、友人:青木崇高さん
青年「お金もってる?」
友人「持ってるけど?」
青年「一枚いいかな?」
青年「これ、君のお金だよね?」
友人「当たり前だろ」
青年「証明できる?これ間違いなく自分のお金ですって。」
友人「証明って、さっきまで僕の財布に入ってたじゃない。」
青年「でも今持っているのは僕だし、君の名前も書いていない。ね?」
青年「現金は安心だってみんな言うよね。現金は確実だって。本当にそうかなぁ。お金って何なんだろう。」
現金は安心なのか?
日本では、他国と比較して、キャッシュレス決済比率が伸び悩んでいる。2017年末時点で21.3%であり、内閣官房⽇本経済再⽣総合事務局が発表した未来投資戦略2017の中では「27年までにキャッシュレス決済比率を4割程度とすることを目指す」と言及している。
日本でキャッシュレスが広まらない理由としては、
- 現金の圧倒的な信頼性
- 浪費や犯罪などへの不安
があげられている。
そのような中、三井住友カードのCMでは、(キャッシュレスへの不安があるというけれど)、そもそも現金ってどうなんだっけ?という問いを投げかけているように思う。
現金を当たり前に考えがちだが、フラットに考えてみた場合に、現金ってどうなんだろう?
このCMに対して「うざい」という反応もあるようだが、キャッシュレス元年とも言える今年、CM内の小栗旬さんと同じように、キャッシュレスや現金について一度真剣に考えてみてもよいだろう。
証明できる?これ間違いなく自分のお金ですって。と。
3月から第二弾CMも公開開始
三井住友カードによる「Thinkig Man編」CMの第二弾も公開された。
今回は、青年小栗旬さんは引き続きで、お巡りさんとして石橋静河さんが出演されている。こちらも要チェックだ。
また、2019年10月から経産省の「キャッシュレス消費者還元事業」も開始され、西野七瀬さん出演の可愛いCMも話題となっている。
キャッシュレス系CMは各社(省庁)、力を入れており見ていくと面白い。